島村楽器 新所沢パルコ店 シマブロ

島村楽器 新所沢パルコ店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

埼玉に工房を構える、クラシックギター製作工房にお邪魔してきました!~横尾俊佑・横尾真人ギター工房編~

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こんにちは!島村楽器新所沢パルコ店、クラシックギター担当の佐藤です!
今回は、埼玉県に工房を構える製作家さんの工房にお邪魔し、製作の様子こだわりを調査してまいりましたっ( `ー´)ノ

今回訪れたのは、西武新宿線「新狭山」最寄りに工房を構える横尾俊佑さんと、そのお弟子さんでもある息子の横尾真人さんの工房に潜入しました!

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※画像Wikipediaより

製作家プロフィール

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左:横尾俊佑氏 右:横尾真人氏

横尾俊佑氏プロフィール

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甘い音色と定評の弾きやすさ。世界基準を超える塗装技術
1946年大分県生まれ。
1964年より河野ギターで技術を磨き、1972年に横尾ギター工房を設立。
カシューを使った独特の塗装と、甘く柔らかい高音、深く響く低音が特徴的なギターを製作。

横尾真人氏プロフィール

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上品でバランスのとれた音色。次代を担う気鋭の製作家。
1975年埼玉県生まれ。
高校卒業後に高等技術専門学校の木工工芸科にて木工技術を学ぶ。
1997年より父である製作家横尾俊佑の下でギター製作の修行を始める。
2002年ホセ・ロマニリョスの講習会に参加。
2008年より自身のラベルでオリジナルのギター製作を始める。


新狭山駅に到着!(`・ω・´)

するとなんと、横尾真人さんがお車で迎えに来てくださいました...!ありがとうございますーー!―゚.+(〃ノωノ)゚.+°―!!


真人さんのお車で走ること10分…ご自宅兼工房に到着しました!

すると目に飛び込んできたのは...
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トップ板、絶賛乾燥中!!!

工房にお邪魔するのがますます楽しみになってきました!ワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク



早速お邪魔致したいと思います!



ギター作成に留まらず、修理も年間500本以上を行うという横尾俊佑さん・真人さん。
作業場の中にお邪魔すると、修理の順番待ちのギターたちがお出迎え。
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材料、製作過程のギターはもちろん、工具たちも、鬱蒼とした様子はなくとてもきれいに整頓されている印象でした。。。
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こういった几帳面さが良いギターを作る秘訣なのかもしれませんねぇ。。。(人´ω`*).。*゚+.*.。



ギターとして組み上げる前段階の材の乾燥にもこだわっており、じっくり時間をかけて乾燥させているそうです。

第一乾燥
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第二乾燥
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外から見えていた材たちですね!

第三乾燥
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この段階ではもうどのギターに用いられるかの印がつけられています。



作業台の上を見ると表板を発見!

普段は見えないクラシックギターの内部。
より良い音を作り出すため、ハーモニックバーや力木の入れ方を日々研究改良しているそうです。
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そうして組み上げられたギターがコチラ!
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取り付けられるネックたち。
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ネックにエボニーの芯が入っているのは「POEM」と名がつく品番以上の特別仕様。
新所沢店取扱ギター「POEM」はこちら↓↓
大変人気のため、現在再入荷待ちの状況です。次回の入荷をお待ちください
info.shimamura.co.jp
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これらを先程のボディ部分に取り付けていくわけなのですが...

横尾ギターではネックのジョイント方式に「ドイツ式」を採用しております。
表板、横板、裏板を接着し、ボディ部分を完全に成形した後、ネックを差し込む製作方法。楽器のボディ部分の設計が的確であれば、ほぼムラのない鳴りを実現できる(デッドポイントが無い)こと、ボディを組み上げた後、全体のバランスを判断した上で、微妙なネック角の調整をしてネックの取り付けができることが特徴です。
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――memo――
クラシックギターのネックのジョイント方式にはネックとボディを別に作り、その後接合する「ドイツ式」とネックとボディ内ヒール部を接合する「スペイン式」の2種類があります。ドイツ式は、バランスが良くクリアな音が特徴です。



そして、続いては塗装工程!
こちらが塗装部屋です!
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横尾さんはラッカーの他に「カシュ―」と呼ばれる塗装を採用しております。
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――memo――
カシュー
「漆」から精製される日本古来の塗料。楽器製作においてはスプレーガンが使用さ れることが多い。比較的厚手の塗膜を作ることができるが、塗装作業中、また乾燥 時の湿度管理や温度管理が難しい。植物性であること、また高温多湿の日本の気候に適した性質を持っているため、強度がありながら経年変化を阻害しないことが特徴で、日本人製作家に好んで使用される。温かみのある味わい深い音色を持ち、作家の個性を阻害しない。また下地セラック、上塗りカシューという塗装が可能。

塗装に使用する前段階ではこんな感じです。
カラメルみたいですね(/・ω・)/
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そのほかにも「セラック」と呼ばれる塗装方法を用いることもあるそうです。

――memo――
◆セラック
ラックカイガラムシという昆虫の分泌物から精製される塗料。古くから家具やバイオリンなどの塗装に使用されてきた。木材の組織を損なわず、かつ経年変化を阻害しないこと、0.1mm単位の極薄の塗膜を作ることができることから、楽器製作には最も効果のある塗料。温度変化に弱いこと、汗などの人体からの分泌物と反応してしまうこと、極薄の塗膜で仕上げた場合に簡単に傷がついてしまうことなど、取り扱いには気をつけなければならない。刷毛塗りでは厚手の塗装が可能。「フレンチポリッシュ」と呼ばれる方法では極薄の塗装が可能。音色はまろやかで味わいがあり、奥深い。
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熱や水分にとても弱いとされておりますが、木材の振動を極力妨げることがないので、現在でも高級楽器の塗装に使われているのですね!
しかし昔の製作家さんは、なぜ虫の殻をすりつぶしてアルコールで溶かしてギターに塗ろうと思ったのでしょう。。。現在まで引き継がれていることに尊敬です!(; ・`д・´)

原材料はこんな感じ。虫の面影はなくちょっと安心。
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~横尾ギターのこだわりとは~

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自身のギター製作のこだわりとして「品のある弾いた人が泣けるようなギター作りを行っている。色気がある音、音量とともに音質のよいギターを作っている。」という横尾さん。

島村楽器新所沢パルコ店では現在、横尾真人さんのクラシックギターを展示しており、2月中旬より横尾俊佑さん・真人さんそれぞれのギターが続々入荷予定です!
現在試奏可能ギターはコチラ↓↓
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入会次第「ギタセレ」に掲載いたしますので乞うご期待!

百聞は一見に如かず!
ということで、ぜひ店頭にお確かめください!( `ー´)ノ

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